微アルコール「ビアリー香るクラフト」を飲んだら、自分とお酒の「距離感」がわかった
発売前より評判を聞いていた、ビアリー香るクラフト。
本日コンビニで見つけて、早速購入してみました。
アルコール度数0.5%の“微アルコール”ビールテイスト飲料です。
パッケージに書かれたのは「フルーティーな香りとコク」というコピー。
うん、確かに。フルーティーな香りで、
ノンアルビールなどのビールテイスト飲料全般にある、
独特の風味が隠れていて、良い感じです。
昔、限定で出ていたオールフリーの香り華やぐホップを思い出しました。
こちらもフルーティな香りのおかげで
上記の「独特の風味」が隠れて、ノンアル系のなかではお気に入りでした。
(その頃ちょうど妊娠中だったのでノンアル一択だった)
通常のビールのアルコール度数は約5%。
ということは、ざっくり言うと、
「ビアリー10本」飲んだら「ビール1本分」の
アルコールを摂取したことになるのでしょうか。
お酒に強いわけではない私の場合、
家でリラックスしてビールを飲むと1缶で顔が真っ赤になって
ふんわりと「酔ったな〜」という感覚になります。
それが、ビアリーだとまったく顔色は変わらず。
「酔い」の感覚としては本当に、微々たるもの。
つまり「酔えない」のです。
種類によっては、このまま仕事をできないこともない。
でも、当然だけどノンアルを飲んだ後の気分とは確かに異なる。
この初めての感覚が不思議すぎて(違和感とも言える)、
「そもそも私、どうしてお酒を飲むんだっけ?」
という原点に立ち返ってしまいました。
「私、お酒に『何を』求めてるんだ?」と。
ただただ純粋にそのお酒の味が好き、なのか
食事との相性を楽しみたいのか、
それとも「今日は酔いたい気分!」なのか。
実はこの記事は着地点が分からないまま書き始めてしまいましたが
書き進めるうちにわかってきました。
とにかく私が「今」、飲みたかったお酒は、ビアリーじゃなかったな、と…!
この「物足りなさ」を原動力にこのブログを書いているようです。
そう、仕事をしなくても大丈夫な「酔って解放感を味わいたかった」週末の夜に選ぶべきは微アルコールじゃなかった。
ビアリーはまったく悪くありません。悪いのは選択を間違えた私。
じゃあ今、飲みたかったのは何かというと、
アルコール8%ぐらいのシードル(ドライなシードル大好きです)や
15%くらいのワインだったらぴったりだったのかな。
じゃあ、逆にビアリーを飲みたいシーンは?
ノンアルじゃなくて微アルがフィットするのは
・酔わずに本(仕事の資料ではない本)を読みたい週末の夜
・週末のごはんで、ビールがあるメニューの日(カレー、餃子など。ごはんの後に後片付けや子どものお風呂、寝かしつけなどあるので酔わない程度が◎)
すごくニッチな感じですが、それこそ最適だなと。
で、ノンアルは平日のごはんでビールと合うメニューの時かな。
もしくは、忙しくて夜も仕事が続くけど、大きな仕事が一つ終わった日。
「一区切り」の打上げ気分だけでも味わいたい日。
(ちなみに現在のノンアルのお気に入りはヴェリタスブロイです)
上記は私の場合で、きっとみんなそれぞれに違うのでしょう。
新しいジャンル「微アルコール」を飲んだことで
はからずも、自分がお酒に求めるものを、あらためて整理することができました。
自分が各シーンでより心地よく過ごせる状態って「具体的にどんな感じ」か?
それに敏感になることで自分の輪郭がはっきりしてくる気がします。
酒は飲んでも飲まれるな、という言葉があるように
お酒との付き合い方はなかなかに難しく、
その距離感は自分主体で微調整していきたいと思っています。
(あえて酒に「飲まれにいく」日があってもよし、という意味でも、です)
だからこそ、「選択肢」が増えるのは、ありがたいですね。